画質かファイルサイズか:画像をPDFに入れる方法の選び方
Image to PDFのページ設定には、画質の選択肢が2つあります。初期設定の画質優先と、サイズ優先です。どちらを選んでも、順番、ページ、用紙サイズは変わりません。変わるのは、各画像をPDFの中にどう格納するかだけです。選択肢の下にある詳細では、以下の内容を短くまとめて確認できます。
画像の種類ごとの扱い
| 画像 | 画質優先 | サイズ優先 |
|---|---|---|
| ほとんどのJPG写真 | 再エンコードなし | 縮小、JPGで再保存 |
| PNG、スクリーンショット、ロスレスWebP、透明部分のある画像 | ロスレス | 縮小、ロスレス |
| HEIC、非可逆WebP、一部のJPG(CMYK、12ビット) | 高画質のJPG | 縮小、JPG |
サイズ優先では、大きな画像の長辺は2000 pxになり(スクロールキャプチャやパノラマのようにとても縦長・横長の画像は、読める状態を保つため、代わりに短辺を600 px以上残します)、写真は画質優先より低い画質のJPGで保存されます。サイズ優先で新しく作った画像が使われるのは、それが画質優先の場合より本当に小さくなるときだけです。そうでなければ、その画像は画質優先のときと同じ形でPDFに入ります。画像が拡大されることはありません。PDFがどれだけ小さくなるかは画像によってまったく異なるため、決まった割合の目安はありません。
画質優先
画質優先は、各画像をできるだけ多く保ちます。
- ほとんどのJPG写真は再エンコードされません。画像データは変更されずにPDFに入り、取り除かれるのは位置情報やカメラ情報などの隠れた情報だけです。対象は、一般的な8ビットのカラーとグレースケールのJPGです。CMYKカラーのJPGや、1チャンネルあたり12ビットのJPGはデコードされ、高画質のJPGとして保存し直されます。そのカードにはJPGに再エンコードと表示されます。
- PNG、スクリーンショット、ロスレスWebPはロスレスのままなので、文字やくっきりした輪郭が圧縮でぼやけることはありません。
- HEICと非可逆WebPはJPGに変換されます。先にデコードされるためです。カードにはHEIC → JPGまたはWebP → JPGと表示されます。
ロスレスとは、ピクセルの保存のしかたのことで、ピクセルの数のことではありません。ブラウザがデコードする必要のある画像(PNG、WebP、HEIC、または上記の特殊なJPG)は、約1,670万ピクセルを超えると縮小されます。これはブラウザの描画領域によくある上限だからです。その場合、カードにはデバイスの上限に合わせて縮小と表示されます。そのままPDFに入るJPG写真は、この上限の影響を受けません。
サイズ優先
サイズ優先は、メールで送るPDFや、サイズ制限のあるフォームにアップロードするPDFに便利です。縮小した画像の長辺は最大2000 pxです。A4のページでは約170 dpiにあたり、撮影した書類の普通の文字を読むには十分です。長いスクリーンショットやパノラマは短辺を600 px以上残すので、文字は読めるままです。
その代わり、解像度が下がります。細かい文字や細部はぼやけて見えることがあり、拡大しても見える情報は少なくなります。PNG、スクリーンショット、透明部分のある画像は、JPGに変換されることはありません。小さくされるだけで、それも実際にサイズが減る場合に限ります。
共有する前に実際のサイズを確認する
PDFを保存をタップすると、画面下部の帯にPDF準備完了、ページ数、ファイルの実際のサイズが表示されます。JPGに変換された画像の数と、縮小された画像の数もわかります。
比べたいときは、まず画質優先で保存し、次にサイズ優先に切り替えてもう一度保存します。設定を変えると、新しいPDFが作られます。もう一度ダウンロードは、最後に作ったPDFのコピーをもう一度入手するだけです。
どちらを選ぶか
- 画質優先のままがよいのは、印刷したい写真や拡大して見たい写真、小さな文字のある書類のスキャン、保管しておくものです。
- サイズ優先を選ぶのは、細部を最後まで残すことより、サイズ制限のほうが重要なときです。
- スクリーンショットは、どちらを選んでもロスレスのままです。スクリーンショットでは用紙サイズのほうが重要になることが多いので、A4、Letter、画像に合わせるをご覧ください。
ピクセル以外にPDFが保持するもの(透明部分、カラープロファイル、メタデータ)については、画像をPDFにすると変わることで説明しています。
ブラウザーでPDFを作成する → Image to PDF